日本のひなた宮崎県からキャンプ情報を発信
キャンプ場情報

天空ブランコの絶景で無料キャンプ|宮崎県美郷町の若宮造次郎公園

shotaro-tanaka

「絶景を望めるキャンプ場ないかな」「無料、しかも予約してなくても利用できるキャンプ場ないかな」
そんな願いを叶えてくれるのが、宮崎県美郷町にある若宮造次郎公園です。標高700m超の山頂付近に位置しているため、雄大なパノラマや美しい星空、条件がそろえば雲海まで見ることができます。
県内唯一とされる高さ約10mの「天空のブランコ」も設置されており、体験すれば子どもから大人まで笑顔になること間違いなし。ソロでもファミリーでも楽しめる穴場スポットです。
ただし、水道がないなどの注意点もあります。若宮造次郎公園の魅力とキャンプで役立つ情報をご紹介します。

若宮造次郎公園のキャンプエリア徹底解説

おすすめは東屋エリア

若宮造次郎公園には以下の3つのエリアがあります。

若宮造次郎公園の入り口すぐのエリアに天空のブランコがある
若宮造次郎公園に入ってすぐにある遊具エリア
若宮造次郎公園のトイレがある広場
トイレや動物のモニュメントがあるエリア
若宮造次郎公園の東屋があるエリア
東屋があるエリア

どのエリアでもキャンプは可能ですが、遊具エリアは起伏が激しく、遊具利用者の迷惑になる可能性があるため控えた方がいいでしょう。

おすすめは圧倒的に東屋エリアです。理由は以下の通りです。

  • 比較的フラットでテントが張りやすい
  • 車を近くまで乗り入れられる
  • 松の木や倒木があり、現地で素材が調達できる

フラットだと設営しやすいし、寝やすい。荷物の運搬も楽。ちょっとしたブッシュクラフトも楽しめます

リバキャン
リバキャン

地面は硬め!ペグ選びと対処法

地面は固く、石が多い場所もあります。

普通のペグは曲がる可能性があります。強度の高いペグをおすすめします。ない人は、倒木からペグを自作するのもアリです。僕もそうしました。

倒木で作ったペグ
リバキャン
リバキャン

南風に注意!風対策は必須

南側に風をさえぎるものがなく、風が強い日の焚き火には注意が必要です。

風防はあった方がいいですね。倒木で作ることもできますが、慣れてない方は既製品がおすすめです。

僕は風防を忘れたので手作りしました(笑)。手作りするのはとても楽しいですが、似たような太さの倒木を探したり、削ったり、ハンマーで打ち込んだりと、やっぱり時間が掛かりますね。

倒木で手作りした風防
リバキャン
リバキャン

日差しは強烈!夏キャンプにはご注意を

南向きなので日当たり抜群です。ただし、日差しを遮るものがないので、夏場は非常に過酷だと思います。

夏キャンプにはタープが必須!日陰を作って暑さをしのぎましょう。

リバキャン
リバキャン

電波状況は良好

スマホの電波は問題ありません。

若宮造次郎公園の設備と使い方ガイド

高さ約10mの天空のブランコと5mのブランコ

若宮造次郎公園に設置されている2種類のブランコ
若宮造次郎公園に設置されている2種類のブランコ

ブランコは木製で2種類あります。

  • 高さ約10mの「天空のブランコ」(1人乗り)
  • 高さ約5mの2連ブランコ(2人同時に使える)

天空のブランコはまさに宙に浮かんでいるような気分を味わえます。景色もスリルも最高です

リバキャン
リバキャン

ブランコ利用時の注意点

  • 足は前に出した状態で乗る(巻き込まれ防止)
  • 乗る準備の時にブランコを絶対に離さない(座面が重くて衝突すると危険)

トイレ・自販機・東屋あり

若宮造次郎公園のトイレ
若宮造次郎公園のトイレ

トイレは男女共用で、個室1室と男性用1基。清潔に保たれていますが、水道設備はなく排泄物を流す水に雨水を利用しています。入口に扉はありません。

雨水はタンクに貯めています。限りがあるので節水を心がけましょう

リバキャン
リバキャン

トイレのほか、自動販売機や東屋、ベンチ、鐘が取り付けられた「若宮」の文字のモニュメントも整備されています。

炊事場と外灯なし!代わりに星空◎

外灯、炊事場、ごみ捨て場はありません。

飲料水や洗い物用の水は持参してください。荷物を減らしたいのなら、自宅で洗い物するか洗い物が必要ないメニューを考えましょう。

夜は真っ暗になるので、ヘッドライトやランタンを忘れずに。真っ暗だけど星空が近くてキレイで、最高です

リバキャン
リバキャン

眼前に広がる幻想的な雲海

条件がそろえば、幻想的な雲海が広がります。僕が訪れた際も運よく見ることができました。

眼前に広がる幻想的な雲海
眼前に広がる幻想的な雲海

朝日に照らされた幻想的な雲海を見ながら天空のブランコに揺られるーー。非日常過ぎて至福のひとときでした。

ほかの雲海の写真はインスタにもアップしているので、ぜひご覧ください

リバキャン
リバキャン

春の花見や子連れデイキャンにもおすすめ

若宮造次郎公園の桜
若宮造次郎公園の桜

春には桜が咲き、山頂からの景色とあわせて風情ある花見が楽しめます。 桜は多くありませんが、見晴らしがよいため開放感があります。

また、子連れのデイキャンプにもぴったり。天空のブランコに乗れなくても、5mのブランコや自然の中での遊びで十分楽しめます。

虫探しや枝拾いといった自然を活かした遊びのほか、シャボン玉や凧揚げなども楽しめます。アイデア次第で、お子さんも夢中になるはずです。

リバキャン
リバキャン

若宮造次郎公園へのアクセス

若宮造次郎公園までの主なルートは2つです。以下のマップを拡大して確認してください。

ルート1

国道388号線から林道へ入るポイント(上記マップのA地点)に看板が設置されています。

ルート2

このルートにも看板が設置されているので安心です。

いずれのルートも普通車は問題なく通行できます。とは言え、道幅が狭い箇所もあるし、カーブが多いし、落石もあるのでスピードの出し過ぎには注意しましょう。

大雨や台風などの後は通行できない可能性があります。出かける前に美郷町役場建設課(0982‐66‐3618)への問い合わせをおすすめします。

造次郎公園の管理組織が運営するインスタグラムや「天空ブランコ」というホームページでも、通行止め情報を発信しているのでぜひご確認ください。

リバキャン
リバキャン

若宮造次郎公園の周辺施設

キャンプの買い出しに便利なお店や観光スポットをピックアップしました。営業時間などは変更の可能性があるため、事前に電話や公式ホームページでご確認ください。

リバキャン
リバキャン

富井商店

営業時間定休日至キャンプ場電話番号公式HP
7:00~20:00要問合せ約30分0982‐66‐2052なし

Aコープうなま店

営業時間定休日至キャンプ場電話番号公式HP
9:00~18:00土日
1月1~3日
約32分0982-62-6134Aコープうなま店

Aコープさいごう店

営業時間定休日至キャンプ場電話番号公式HP
9:00~18:00日曜・1月1~3日約33分0982-66-2047Aコープさいごう店

美郷レイクランド

営業時間定休日至キャンプ場電話番号公式HP
【大浴場】
10:00~20:00
【レストラン昼】
11:00~15:00
【レストラン夜】
17:00~20:00
(土日祝日のみ)
毎週水曜日
(祝日は振替)
約37分 0982-68-2222美郷レイクランド

若宮造次郎公園のまとめ

若宮造次郎公園でキャンプ
若宮造次郎公園の東屋エリアでキャンプ

若宮造次郎公園でのキャンプに必要な持ち物リスト

  • 飲料水・洗い物用の水(水道設備なし)
  • 焚き火シート(直火禁止)
  • 強度のあるペグ(地面が硬い)
  • 風防(風の強い日対策)
  • ゴミ袋(灰を含めたゴミ捨て場なし)
  • タープ(日差し対策)

若宮造次郎公園は、宮崎県美郷町にある無料、かつ予約不要でキャンプできる公園です。山頂付近に位置し、雲海や星空、天空のブランコなどの非日常を体験できる絶景スポットでもあります。設備は最低限なので事前準備はしっかり整えましょう。

レビュー

※あくまでも個人的なレビューです。独自の評価基準に基づき決定しています。

料金

無料なので満点です。

設備の充実度

一般的に整備されている炊事場や外灯はなく、あるのはトイレだけなので独自の基準では★1前後なのですが、天空のブランコの希少性と乗った時の満足度を加味して★3です。

自然の豊かさ

もともとはパラグライダーの出発場だったため、背の高い木々はなく、木に囲まれたキャンプ場ではありませんが、パノラマの景色や雲海を眺められたり星空がきれいに見えたりする部分は魅力的です。

周辺施設の充実度

若宮造次郎公園からスーパーなどの周辺施設まで、30分以上かかるのがほとんどです。忘れ物が判明した場合、買い出しに往復で約1時間かかります。

予約のしやすさ

予約不要なので文句なしです。

滞在中の利便性

フラットな場所が少なかったり外灯がなかったりするなどの短所はありますが、電波が入ることや車の乗り入れ可などのメリットを考慮して★2です。

平均

天空のブランコの利用者はいますが、キャンパーがいることはほとんどありません。周辺に民家などもありません。

「自然の中で静かなひと時を過ごしたい」「友達とワイワイ過ごしたい」という衝動を解放できる穴場のキャンプ場です。

キャンプしに行く際は、くれぐれも忘れ物がないように準備して行きましょう。

リバキャン
リバキャン
ABOUT ME
リバキャン
リバキャン
ブロガー/ライター
1988年生まれ。宮崎県の山奥育ち。色黒。涙腺弱め。酒好き。友人とバカ騒ぎするのも、しっぽり飲むのも好き。アニメも好き。文章を書くこと、写真を撮ることも好き。ライターとしても活動中。五輪メダリストをはじめ、自治体や企業などの取材、記事作成を担当。もちろんアウトドア好き。誹謗中傷と毛虫、敷布団カバーを入れる作業、渋滞、あいさつを返さない人は苦手。
記事URLをコピーしました